こんにちは、みっけです!
みなさんは悩みやすい性格ですか?それとも切り替え上手なタイプですか?
私はHSP気質で悩みやすく、気疲れしやすい性格だと自覚しています。
何か問題が発生すると、頭の中が心配事でいっぱいになってしまい、そのことをぐるぐる考えて他のことが手に付かない・・・なんてことがよくあります。
みなさんも、知らず知らずにうちに、悩み事や疲れをためてしまっていませんか?
私は現在育休中で穏やかな日々を過ごせていますが、勤めていたときには、上司の心無い一言や態度に、心も体もヘトヘトになっていました。
でも、そのことを引きずって大切な一日を無駄にするなんてもったいないですよね。
悩みがちな私が救われた、アドラー心理学の「課題の分離」の考え方をご紹介させてください!
・悩み事が頭から離れない
・気持ちの切り替え方が知りたい
・穏やかな気持ちで毎日を暮らしたい
とお考えの方の悩みが少しでも楽になるヒントがあれば嬉しいです!
アドラー心理学の「課題の分離」を思い出す
課題の分離とは?
みなさんはアドラー心理学の「課題の分離」の考え方をご存知ですか?
「嫌われる勇気」がベストセラーとなり、きっとご存じの方も多いかと思います。
私はこの「課題の分離」の考え方を知ることができて、悩み事をもやもやと考え続けることが少なくなり、心が楽になりました!
アドラー心理学では、悩み事のほとんどが「対人関係の悩み」だと言われています。
そして、対人関係の悩みをなくすためには「他人の課題に介入しないこと、他人に自分の課題に介入させないこと」が大切なのだそうです。
アドラーは、このように話しています。
あなたが悩んでいる問題は本当に「あなたの問題」だろうか。その問題を放置した場合に困るのは誰か、冷静に考えてみることだ
小倉 広 『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉 』より
天気を自分の力で変えることのできないように、実は自分が悩んでも仕方のないこと=自分ではコントロールできないことをいっぱい背負って苦しくなっているのというのです。
課題の分離のステップ
課題の分離は、以下のステップで行います。
私は今何に悩んでいるのか、書き出してみるのがおすすめです!
誰の課題かを見分ける方法は、「その選択によって、最終的に困るのは誰?」ということを考えます。
自分がコントロールできないこと(相手からの評価、相手の行動)は悩みから手放しましょう!
他人の課題に介入しない
例えば上司が不機嫌なとき、私の頭の中はこんな風になってしまいます・・・
上司が声を荒げて電話をしているとき、受話器をガシャっと音を立てて切るとき、ため息の数が多いときなど、ほんのささいな変化でも、「私のせいかな!?」と思ってドキドキしていました。
でも、上司が不機嫌なことは、本来は「上司の課題」。
私にできることは目の前の仕事をしっかりとこなすことだけで、上司の機嫌をむやみに心配したり、「私が機嫌をとらなくちゃ!」と思うことはありません。
もし、何かミスをしていたなら誠実に謝って対処をする。そのあと上司がどういった評価や対応をするのかは、私にはコントロールできないことなので、「気にしても仕方がない」と割り切るようにしています。
悩んだら、「これは誰の課題?」ということを一度考え、私の課題ではないと判断したことは、思い悩みすぎずに、「自分ができること」をこなせばよいのです。
あなたにできるのは「自分の信じる道を選ぶこと」、それだけです。一方で、その選択について他者がどのような評価を下すのか。これは他者の課題であって、あなたにはどうにもできない話です。
岸見一郎、古賀史健「嫌われる勇気」より
自分の課題に介入させない
逆に、自分の課題にも相手を入れない必要があります。
例えば、「仕事を辞めたいな」と思った時、仕事を辞めるかどうか決める=私の課題です。
でも、周囲からはいろんな意見が聞こえてきます。
「せっかくの正社員をもったいないよ」「再就職先がうまくみつかると思う?」
そうだよね、、と思っていつも他人の意見を受け入れていると、「あのとき、本当はこうしたかったのに・・・!」といつの間にかずっと他人のせいにしつづける人生になってしまいます。
そして無理をして体を壊してしまっても、だれもあなたに代わって責任をとってくれません。
私は、大学卒業後の進路に迷った際、「心理学をもっと学んでカウンセラーになりたいな」と思っていましたが、「カウンセラーなんてつぶしが利かない職業やめた方がいい。安定した会社で、福利厚生が充実していて産休育休が取れる会社がいいよ。」と周りからのアドバイスもあってすんなり諦めてしまいました。
もちろん、最終的に決めたのは私です!今の人生も幸せですし、誰のせいにもしていません。
でも、「あのとき違う選択をしていたらどうなっていたかな?」と心のどこかで考えることもあります。
他人の目を気にして、自分の意見を飲み込んでしまっても、あなたの人生を生きることができるのはあなたしかいません。
周囲の意見をありがたく受け取りつつも、「あなたの心の声」にそっと耳を傾けてみてくださいね。
・・・それをわかってても悩んじゃうんだよね。人間だもの。
自分の考える最善をつくせばOK
もちろん、そんなに簡単に割り切れる問題ばかりじゃないですし、頭ではわかっていても私もついつい悩んでしまいます。
夫婦、親子、友達、上司と部下・・・いろんな関係がありますが、全く同じ価値観な人はいないので、どうしても意見も違って当たり前です。(だから面白いんですよね)
「私、いまめっちゃ悩み抱えているぞ!」と思ったときは、他人の課題まで抱え込んでいないかな?
「私、人の意見に流されてしまいそう!」と思ったときは、自分の課題を他人にゆだねていないかな?
と考えて、あなたの本当の気持ちを大切に、悩まなくてもいい問題は手放してみてくださいね!
今ある幸せに目を向ける
課題の分離は分かっていても、「なんで、あんなことしちゃったんだろう」「あのとき別の選択をしていれば・・・!」そんな風に、過ぎてしまったことやまだ起こっていない未来の不安でいっぱいになることがあります。
そんなとき、アドラーはこのように話しています。
楽観的であれ。過去を悔やむのではなく、未来を不安視するのでもなく、今現在の「ここ」だけを見るのだ。
小倉 広 『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉 』より
せっかくの今を、不安でいっぱいで過ごすのはもったいないですよね。
不安でいっぱいになってしまったときには「今ある幸せに目をむける」こともおすすめです!
普段あたりまえに生活をしていると、自分には「ない」ものばかりに意識が集中してしまって、すでに「持っている」ことには気がつきにくくなってしまいます。
私は、職場のストレスが重なった時、息がうまく吸えなくなったり眠れなくなる日々が続いたことがあります。
そのときは、「普通にご飯を食べられて、あたたかい布団でぐっすり眠れることがなんて幸せなんだろう!」と思いました。
普段はあたりまえすぎて気づかない、ちいさな幸せに目を向けるのにおすすめなのが、「日記をつけること」です!
私は今年から、5年日記を始めてみました。
1年前の今日、どんな気持ちで何をしていたのか?なんて覚えていませんよね。日々生活に追われていると、ちょっと嬉しかったことや感動したことも忘れがちです。
日記を書くことで、同じことの繰り返しのように見える毎日も、ささいな変化や感謝することがあり、少し前の記録を読むと忘れていたことを思い出せたりします。
日記って何を書けばいいの?と思われるかもしれませんが、ささいなできごと、なんでも書いてOKです!
- 今日の出来事
- 感謝したいこと
- よかったこと
- 出会った言葉
- こころがけたいこと
毎日ぜったい続ける!と意気込むと大変なので、穴あきでもいいから続けよう♩と軽い気持ちで続けてみてはいかがでしょうか?(私も穴あきだらけですが、続けることが目標です!)
悩み事でいっぱいになったとき、今どうにもならないことは考えすぎることをやめて、今、もうすでにある幸せを思い出してみてください!
少しでも穏やかな気持ちで暮らせますように
生きていると、突然難題がふりかかってきたり、自分ではどうしようもない出来事に出会ったりしますよね。
天気にも晴れの日、雨の日があるように、心の中も365日スッキリ快晴!ということは難しいと思います。
悩み事をかかえてしまった時には、こう考えれば大丈夫!という自分だけのお守りのような考え方があれば心強いのではないでしょうか?
「課題の分離」で自分が思い悩む必要のない課題は手放し、「今の幸せを大切にする」ことで、毎日を楽しく穏やかにすごせますように。
アドラーの言葉には、心を楽にしてくれるヒントがご紹介しきれないほどたくさんあります。
「嫌われる勇気」はおすすめの一冊ですので、まだ読んだことのない方はぜひ手に取ってみてくださいね!
最後まで読んでくださってありがとうございました。